こちらの記事では、Amazon Kindleおすすめの書籍「むらさきのスカートの女」を紹介しています!

むらさきのスカートの女」面白そうですよね。ただ読む前に他の人が読んだ感想を確認しておいた方が良いでしょう。

この記事では、「むらさきのスカートの女」を実際に読んだレビューを載せています。ぜひご覧ください!

Amazon Kindleおすすめの書籍:むらさきのスカートの女

今回紹介させて頂くのはベストセラー小説の「むらさきのスカートの女」です。

この小説は第161回芥川賞を受賞した作品で、今川夏子さんという若手の作家さんが著されています。

この作家さんはデビュー作「あたらしい娘」で太宰治賞を受賞されており、続く「あひる」と「星の子」という作品も芥川賞候補となったり、河合隼雄物語賞や新人賞を受賞されているようです。

なかなか独特な世界観の物語を描かれる作家さんで、「あひる」や「星の子」も然りなのですが、私が読んだこの「むらさきのスカートの女の子」も変わっている、もしくは不思議な物語だ、と断言できるような作品となってます。

物語は終始、語り手である「わたし」の視点から語られます。「わたし」の住む街にはむらさきのスカートをいつも履いている所謂、名物女がいて、街の中では知らない人はいないほどだとか。

そして「わたし」は名物女であるむらさきのスカートの女と友達になりたいらしく、ちょっとした人間観察をしているかのごとく、むらさきのスカートの女の行動傾向や人物像について語り始めます。

ですが、やがて「わたし」からは、むらさきのスカートの女の明確な住所や勤め先の変遷など身近な者にしか知り得ない情報を語り出し、スカート女の日常の行動歴について克明に語りだすことから、語り手である「わたし」が異常者であり執拗なストーカーであることに、読者は気付かされます。

しかし、そこまでスカート女に執着する理由は明らかにされないまま、スカート女は「わたし」が誘導した、「わたし」の勤務しているホテル清掃員の職場に勤務するようになり、更に「わたし」によるストーカー日記が綴られていく、というような内容となっています。

▼以下のリンクからAmazon kindleのページに飛びます▼
むらさきのスカートの女

Amazon Kindleおすすめのむらさきのスカートの女レビュー①読んだきっかけ

わたしがこの本を読んだきっかけは、テレビニュースで芥川賞の授賞式が放送されていて、目に止まったのがきっかけでした。

そのときのニュースでは狂気とか執着といったキーワードが、この本の紹介をする際に用いられており、そのキーワードを聞いて、なんだか面白そうだと感じたわたしは機会があれば手に入れたいと感じました。

しかし、どうやら授賞式があったとはいえ、すぐに店頭に並ぶわけではないらしく、本屋に行ってもこの書籍の在庫はなく、代わりに発売日が表示されているのみでした。

わたしは小説などの類は殆ど読まない人種でしたが、この本に関してはなにか惹きつけられるものがあり、わたしは発売日当日にこの本を手に入れました。

最初にお店に行き、この本の在庫がなかった時は、その当時話題であった「ノーサイドゲーム」や「夏の騎士」などの小説が置いてあり、かわりに暇つぶしに読んでみようかなどとも思いましたが、もともと小説がそこまで好きでない私はそれらの本を購入するまでには至りませんでした。

そのような私が、なぜこの「むらさきのスカートの女」に興味が湧いたのかは今となっては謎ですが、いざこの本を読んでみると、一気に読了してしまうほど手がすすみ、読む者を惹き寄せる何かがあるのだと感じました。

Amazon Kindleでおすすめするむらさきのスカートの女のレビュー②お気に入りポイント・満足な点

この本のお気に入りのポイントは斬新な設定にあります。最初はむらさきのスカートの女が街の名物人間であり、変わった人間であると読者は認識させられますが、明らかに語り手である「わたし」のほうが異常なストーカー行為をしており生活破綻者であると読者は分らされます。

このように語り手が異常者として認識されたまま物語が進んでいく話ってそう多くはないのではないでしょうか?また、語り手が異常なストーカーをしている理由は一体なぜなのか?

むらさきのスカートの女を自分の職場に誘導した後、一体どうするつもりなのか?と物語への興味を沸き立たせてくるので、小説を普段あまり読まない私でも不思議とページがすすみました。

特にむらさきスカートの女が職場の上司と不倫するようになり、痴情のもつれで上司を2階から突き落としてしまった展開は少し手に汗にぎりましたね。

また、語り手の話し言葉で書かれており、小説にありがちな小難しい描写はほとんどされていないので、小説初心者の私でもスラスラ読めて、情景も思い浮かべやすかったです。

あと、ラストあたりのむらさきスカートの女が事件を起こして、逃亡を手助けする時の「わたし」の手配や手際の良さがなんだか滑稽で笑えます。

▼以下のリンクからAmazonのページに飛びます▼
むらさきのスカートの女

Amazon Kindleむらさきのスカートの女レビュー③不満だった点

この本に対して不満なところは、最後まで読み終えたところで、「で、結局なんだったんだ?」で終わるところですかね。大抵の読者がそう感じると思います。

なぜなら、語り手の女はなぜむらさきのスカートの女を執拗につけ回していたのか、ということがおそらく読者の最大の興味であり、物語の重要な点だと思われるからです。

ですが、その理由について最後まで明かされることはなく、結局むらさきのスカートの女は事件を起こして蒸発してしまい、それまでストーカーをしていた語り手も、その後をつけ回すような素振りはありませんでした。

私は小説をよく読む方ではありませんが、この本を読み終えたときに、物語を書くのであれば読者に対して何らかのメッセージ性はまたして欲しいものだ、と思ったりもしました。

しかし、ストーカーの理由をあえて明かさないことで、読者に色々とその理由について推測させたり、もしくはただ単に読了後のシュールな感覚を与えたりすることが実はこの本の狙いなのかも知れませんが。

ただ、やはり私としてはミステリーや不思議さを纏う物語には必然性を求めてしまうので、語り手の異常なストーカー行為に対しては、納得のいく根拠が欲しかったかなと思います。

まとめ

購入したきっかけ・理由や実際に使用した感想についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

ぜひこちらの感想も踏まえて読んで見ることを検討して見て下さい!

▼以下のリンクからAmazon kindleのページに飛びます▼
むらさきのスカートの女