Amazon Kindleおすすめの本「ニュータイプの時代」のレビュー・評判!

こちらの記事では、Amazon Kindleおすすめの書籍「ニュータイプの時代」を紹介しています!

Amazon Kindle「ニュータイプの時代」面白そうですよね。ただ読む前に他の人が読んだ感想を確認しておいた方が良いでしょう。

この記事では、Amazon Kindle「ニュータイプの時代」を実際に読んだレビューを載せています。ぜひご覧ください!

Amazon Kindleおすすめの書籍:ニュータイプの時代

最近読んだ『ニュータイプの時代』という本について紹介します。 この本は、これから先の新しい時代を生き抜く為に必要な思考と行動様式を“ニュータイプ”と定義し、それらの特徴や、その重要性が高まっている背景と理由について語られています。

一方で、これまで評価され、重宝されてきた思考と行動様式を“オールドタイプ”と定義し、両者を徹底的に比較しています。

著者は、今までオールドタイプに求められてきた「問題に対して正解を出す力」は、もはや価値がないと断言します。便利なモノが溢れていて、不便や不満を感じることがほとんどない今の世の中においては、そもそも問題自体が希少で価値がある状態です。

その為、問題を解決する人材は供給過多の状態であり、反対に「問題を発見する力」というニュータイプの思考が重宝される時代が来ているというのが、著者からの大きなメッセージです。

その他にも、「仕事に意味を与える」「1つの組織に留まらずに組織間を越境する」などのニュータイプの特徴と、それらが求められる理由が述べられています。

著者は、『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』など、多数のビジネス書を執筆されている山口周さんです。

山口さん自身、独立研究家、著作家、パブリックスピーカーといった多くの肩書きを持っており、1つの組織や役割に縛られない、まさにニュータイプの生き方をされていると言えるでしょう。

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ニュータイプの時代

Amazon Kindleおすすめのニュータイプの時代のレビュー①読んだきっかけ

私がこの本に興味を持ったきっかけは、とあるインターネットニュースの記事でした。その記事の中で、この本の一部が紹介されていたのです。

その内容は、コンビニの棚に、ハサミやホチキスは各1種類ずつしか置かれていないのに、タバコは常に200種類以上取り揃えられている理由についてでした。

前者は「役に立つ」という価値を提供する商品なので、その役割を果たせる商品が1種類あれば十分なのに対し、後者はそれぞれの銘柄ごとに「固有のストーリーや意味」を提供する商品で、そのストーリーの数だけ様々な商品が必要とされている、その為「役に立つ」の市場での戦いではごく少数の勝者しか生き残れないが、「意味がある」の市場ではそれぞれが独自のポジションを築くことができる、ということが書かれていたのです。

その2つの考え方の違いは私にとって新鮮で、この本をもっと読んでみたいと思い、その日のうちに近所の書店で購入しました。ちなみに私はその時まで著者の山口さんのことをほとんど知りませんでした。

なお、同じく書店に置いてあった『「仕事ができる」とはどういうことか?』(著者:楠木建さん、山口周さん)という本も面白そうだったので、どちらを買おうか少し悩みました。

ただ、後者の本は対談形式で山口さんの考えだけにフォーカスされているわけではなかったので、まずは山口さん単独で書かれた作品を読もうと思い、初志貫徹で『ニュータイプの時代』を購入しました。

Amazon Kindleでおすすめするニュータイプの時代のレビュー②お気に入りポイント・満足な点

ニュータイプとオールドタイプの特徴が常に対比されているので、両者の違いがわかりやすいです。また、具体的な企業の事例も豊富なので、イメージもしやすく読みやすいと思います。

この本のメッセージは大きく分けて2つあり、1つは、不便や不満がかなり解消されている現代においては、問題自体の希少性が高まっているので、問題を解決する力より問題そのものを発見する力の方が価値が高い、ということです。

もう1つは、複雑でこの先に起きることが予測できない今の世の中では、これまでの経験則や過去データに頼るだけではなく、現状にスピーディーに対応しながら、変化を恐れずに打ち手を変え続ける必要がある、ということです。

よく考えれば当たり前のことにも思えるのですが、そういう状況に至るまでの背景も含めて整理されているので、とても腹落ちしやすく、重要性を改めて認識することができます。

私は、同僚や上司との会話の中で、何か違和感を感じることが最近多いなと感じていたのですが、この本を読んで、その違和感の正体がオールドタイプの考え方だったということがわかりました。

また、これから周囲に対してどのように働きかけるべきか、という点に関するヒントも得ることができました。もし、最近の仕事の進め方や考え方に、何か引っ掛かりを感じている方には、是非オススメしたい1冊です。

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Amazon Kindleニュータイプの時代のレビュー③不満だった点

この本について改善してほしいポイントは2つあります。1つ目は、各項目の最後にある“まとめ”の文章の長さです。まとめがあること自体はとてもありがたいのですが、全体的に文章が長く、まとめきれていない印象を受けました。

1度読み終わった後に、一部の項目を改めて確認する時、まとめを読んで内容を把握しようと思ったのですが、文章が長くもどかしさを感じました。

2つ目は、難しい言葉が多く使われている点です。基本的に文章は極力平易に書かれていて読みやすいのですが、時々見たことない単語が使われていました。

あまり馴染みがない言葉をわざわざ使わなくても、言いたいことは十分伝わると思います。 その他に少し残念だったポイントは、今まで全く思いつかなかったような、新しい発見が少なかったことです。

私自身が仕事の中でオールドタイプの考え方に違和感を感じていたように、既に今までの考え方が通用しなくなってきていることは、多くの方が肌で感じていると思います。

そこに、ニュータイプという名前を付け、背景と具体例を整理してくれるという意味で、この本はとても役立ちます。ただ、読んでいる人が実感しやすいということは、元々ニュータイプの必要性に気付いていた人が多いということです。

誰も気付いていないような新しい考え方というわけではなかったので、その点が私にとってはやや期待外れでした。

まとめ

購入したきっかけ・理由や実際に使用した感想についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

ぜひこちらの感想も踏まえて読んで見ることを検討して見て下さい!

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