Amazon kindleおすすめの本「蜜蜂と遠雷 (幻冬舎文庫)」のレビュー・評判!

こちらの記事では、Amazon kindleおすすめの書籍「蜜蜂と遠雷(幻冬舎文庫)」を紹介しています!

Amazon kindle「蜜蜂と遠雷(幻冬舎文庫)」面白そうですよね。ただ読む前に他の人が読んだ感想を確認しておいた方が良いでしょう。

この記事では、「蜜蜂と遠雷(幻冬舎文庫)」を実際に読んだレビューを載せています。ぜひご覧ください!

Amazon kindleおすすめの書籍:蜜蜂と遠雷(幻冬舎文庫)

タイトルは「蜜蜂と遠雷」です。舞台は近年評価が高い芳ヶ江国際ピアノコンクールです。

巨匠からギフトと言われている少年、元天才と言われている少女、コツコツと努力してやっとここまでたどり着いたサラリーマン、完璧な技術を持った天才と言われる青年など、候補者たちが集まり、戦いの火蓋が切られました。

候補者たちにはそれぞれさまざまな過去もありながら、今は一人ピアノだけを武器に戦いの舞台に立つのです。この勝負に勝つのはいったい誰なのか、どういう演奏をすばらしいというのか、審査員たちも悩みながら、コンクールが進んでいく様子が描かれています。作者は恩田陸さんです。

恩田さんは1964年生まれ、早稲田大学教育学部出身の方です。「六番目の小夜子」で第3回日本ファンタジーノベル大賞最終候補作となったことがきっかけとなり、1992年に刊行されたことで作家デビューされました。

代表作は、第26回吉川英治文学新人賞、第2回本屋大賞受賞の「夜のピクニック」、第59回日本推理作家協会賞受賞の「ユージニア」、第20回山本周五郎賞受賞の「中庭の出来事」です。また、本作は、第156回直木三十五賞、第14回本屋大賞受賞作です。

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蜜蜂と遠雷(幻冬舎文庫)

Amazon kindleおすすめの蜜蜂と遠雷(幻冬舎文庫)のレビュー①読んだきっかけ

「アメトーーク!」の読書芸人で紹介されていたことがきっかけとなり、文庫化されたことを機に購入して読もうと思いました。

読書芸人で紹介されている本はおもしろいものが多く、いつもチェックしていて、文庫化されるのを待っていつも買っています。

2019年の春ころに買いましたが、読み始めたのは積読の本が溜まっていたこともあり、夏ころだったと思います。購入時には、同じく読書芸人で紹介されていた本が多く文庫化されており、どれから買って読むかを悩んでいた覚えがあります。

「サラバ」などもだいぶ前から文庫化されていたことは知っていましたが、ずっと買うのを悩んでいたので、この本の時にも悩んだと思います。

この本を買った決め手となったのは、音楽をテーマとして書かれた小説を他で読み、聞いたこともない曲を勝手に聞いてしまっているような感覚に陥ったことが忘れられず、これだけ評判のよい小説ならばまたその感覚を味わえるのではないかと思ったからです。

また、「夜のピクニック」を読んでからの恩田陸さんの本を何冊か読んでおり、おもしろく読みやすい本が多いなと思い、ファンとまでは言えないけれども恩田陸さんが好きだからというのももう一つの決め手です。

Amazon kindleおすすめする蜜蜂と遠雷(幻冬舎文庫)のレビュー②お気に入りポイント・満足な点

すごくスピード感のあるお話だと思います。分厚く、2冊もあることもあり、なかなか手を付けにくく、読み始めるまでは時間がかかってしまったのですが、読み始めてからは一瞬でした。

特に下巻はほぼ一日で読み終えてしまったと思います。終わってしまうのがもったいないと思いながら、読むのを止められないくらい怒涛のクライマックスでした。

文章が勝手に流れ込んでくるような、スピード感があふれた小説で、読みやすいだけでなく、読みごたえもあり、素晴らしかったです。

また、クラシックに全く詳しくないため、聞いたことはあるのかもしれないけれど知らない曲がたくさん登場してしまうのですが、ピアノの音が勝手に聞こえてくるかのような感覚となってしまいます。

しかもその人の音で、表現で全く違うようなピアノの音色が聞こえてくるという感覚はこの小説以外では味わったことがありません。

同じピアノなのに全く違う音に聞こえるというのをコンサートやCDなど耳を使わずに目で聞くことができる小説です。一気に吸い込まれるようにして読んでしまったのでわからないですが、すごく緻密な表現がされているんだろうと思います。

しかも、それを嫌にならず読めるというところもまた素晴らしいと思います。こんなに長い小説を一気に読んでしまったのは本当に久しぶりでした。

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蜜蜂と遠雷(幻冬舎文庫)

Amazon kindle蜜蜂と遠雷(幻冬舎文庫)のレビュー③不満だった点

書籍について気に入らない点など、ほとんど全くないのですが、あえていうとしたら、文庫化するまでが遅すぎることです。

単行本はただでさえ場所をとり、1冊当たりの単価が高い上に、この本はかなりの長編となるため、非常に厚く、かつ値段も高いです。

学生なので単行本を買うことは難しく、文庫化までいつもどの本も待っているのですが、「アメトーーク!」で紹介されていたことを忘れるくらいの頃に文庫化するのはちょっと遅いかなと思ってしまいます。

もう少しはやく文庫化していただけたらいいのにと思います。もっとはやくこの本と出合いたかったです。後は、私自身は文庫本で読んだのですが、単行本では二段組になっていたこともマイナスポイントかなと思います。

個人的に二段組は非常に読みにくく、読む気も失せてしまうことが多いので、上下巻に分けてもいいから二段組はやめていただきたいと思ってしまいます。

そして、単行本にも文庫本にも共通して言えることは、分厚くて持ち運ぶときにちょっとしんどいなと感じました。

やはり場所をとってしまうし、重たいので、私個人的には幻冬舎さんは大きめの文字なのでもう少し文字を小さくして、ページ数が減ったほうが嬉しいかなと思ったりもします。

まとめ

購入したきっかけ・理由や実際に使用した感想についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

ぜひこちらの感想も踏まえて読んで見ることを検討して見て下さい!

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