こちらの記事では、Amazon Kindleおすすめの書籍「ふたご 」を紹介しています!

ふたご 」面白そうですよね。ただ読む前に他の人が読んだ感想を確認しておいた方が良いでしょう。

この記事では、「ふたご 」を実際に読んだレビューを載せています。ぜひご覧ください!

Amazon Kindleおすすめの書籍: ふたご

今回ご紹介する本は、藤崎彩織の小説「ふたご」です。藤崎彩織はバンド「SEKAI NO OWARI」で主にキーボードを担当しているミュージシャンでSaoriという芸名で活躍しています。

1986年生まれで、2017年に本作を発表し、直木賞候補になりました。この作品の他には、「読書間奏文」というエッセイを出しています。

本作は、中学生の時に出会った少年に惹かれ、その少年を心の支えとしながらも、逆にその心の嵐に翻弄される少女の姿を描いています。

前半では、中学校で周囲となじめず孤立していた主人公が、少年と過ごす中で心のやすらぐ時間を過ごすのですが、高校生になった少年は心のバランスを崩してしまう、という話が描かれます。

後半部分はその少年と仲間たちと共にバンドを結成しデビューするまでが描かれ、作者の人生とオーバーラップするような内容がみられます。

Amazon Kindleおすすめの ふたご のレビュー①読んだきっかけ

バンド「SEKAI NO OWARI」についてはほとんど知らないのですが、ボーカルの男性の、少年のような不思議な雰囲気が印象に残っていました。

なぜ一人だけ女性がいるのだろう、というのも不思議でした。その女性Saoriが書いた小説、ということで興味を持ったのがこの本を読んでみようと思ったきっかけでした。

それに加えて、初めて書いた小説が直木賞の候補になった、という点も興味を惹かれました。タレントで、しかもかなりきれいな女性が書いた作品ということが理由でもてはやされているのではないか、という印象もあったのですが、新聞の書評などをみると、かなり評価が高かったのも決め手にになりました。

また、書評には少年と少女が出会い、バンドを結成する物語だ、ということも書かれていたため、バンド「SEKAI NO OWARI」がどのように成立していったのか、という今まで感じていた謎が解けるのではないか、とも思いました。

2018年くらいからこの本を読みたいとは思っていましたがなかなかタイミングが合わず、購入したのは、2019年の10月です。

本屋さんで綺麗な本があるな、と見かけたのがこの本だったので、迷わず買いました。表紙が鮮やかな黄色で目立っていたので手に取るきっかけとなりました。

Amazon Kindleおすすめする ふたご のレビュー②お気に入りポイント・満足な点

周囲となじめない少女と少年が出会って、恋人同士とは異なるつながりを持つ、という点にまず心を惹かれました。

お互いのことを本当に理解し、ありのままでいられるということは、同性同士でも難しいものですが、この二人には特別なつながりがあり、「ふたご」のような関係にあるというのは面白いと思いました。

また、主人公の少女がこの少年に心を支えられ、自分の道を歩んでいこうとする一方で、少年が心のバランスを崩してしまうのですが、その葛藤が生々しく描かれています。

精神的なバランスを崩した人を支えることの大変さ、それでも理解しようとするこの少女の心の強さ、そして徐々に立ち直っていく姿は、精神病だけでなくあらゆる病を克服しようとしている患者やその家族、友人に対するヒントとエールを与えてくれるのではないかと思いました。

また、バンド結成の経過、というのはたぶんかなり「SEKAI NO OWARI」の実話に近いのではないかと思うのですが、楽しい話となっており、読みごたえがあります。

「SEKAI NO OWARI」のメンバーの雰囲気と合わせて読むと「なるほど」と思うシーンがいろいろとあります。もちろん、ファンの人だけでなく、このバンドに特に興味がない人にも面白く読める内容となっています。

Amazon Kindleふたご レビュー③不満だった点

全体的には非常に満足度の高い小説と感じたのですが、最初の方(主人公と少年が中学生の頃)までは、まだ文章がこなれていない感じがあり、読みにくい印象が残っています。

その後少年が心のバランスを崩してしまうあたりから、かなり怒涛の展開で、スピード感もあり考えさせられる展開もあり、という印象がありました。

しかし、少年が主人公を傷つけようとするシーンで、あまりにも少女が冷静に見えるので、なぜここまで冷静でいられるのか、と疑問に思った部分もありました。そのあたりの心情もきちんと描いておいてほしかったところです。

また、この主人公の少女が少年に恋心を抱いていながら、少年は平気で別の女性と付き合ってしまう、というのも、判るようでうまく理解できませんでした。

語りが少女の側の目線なのでしょうがないのかもしれませんが、そのあたり、少年のほのめかしでもいいし、少女の考えたことでもいいので、少し入れておいた方がいいのかもしれません。

少女が結局少年に対して、恋愛的なアプローチを一切しない、という点も物足りなさがあり、二人の関係性を描くのであれば、その点をもう少しだけ濃く描く必要があると思います。

自伝に近いような作品の難しいところかもしれないと感じました。

まとめ

購入したきっかけ・理由や実際に使用した感想についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

ぜひこちらの感想も踏まえて読んで見ることを検討して見て下さい!