こちらの記事では、Amazon Kindleおすすめの書籍「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を紹介しています!

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」面白そうですよね。ただ読む前に他の人が読んだ感想を確認しておいた方が良いでしょう。

この記事では、「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」を実際に読んだレビューを載せています。ぜひご覧ください!

Amazon Kindleおすすめの書籍:ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」イギリスで結婚して子供を産んだ女性が、子供の中学入学を機に気付いたことをつづっていくノンフィクションです。

夫はイギリス人男性で子供はハーフなのですが、この男の子はそれまでカトリック系の小学校に通っていました。

同じような落ち着いた家庭環境の子供たちに囲まれて、ハーフであることが揶揄されることもなかったのですが、中学入学の際、問題があると言われているユニークな学校をあえて選んだことで、様々なトラブルに出会います。

しかしその中で、親も子も、多文化共生について様々な気付きを得ていくのでした。

作者のブレイディ・みかこは、1965年生まれ福岡県出身、渡英して20年以上たちます。

英国で企業に勤めたり保育士として働くなか、そこで感じた問題を軸に著書「子どもたちの階級闘争」を執筆、「新潮ドキュメント賞」を受賞しました。

その後雑誌「波」に本作の元となる英国での子育てをつづったエッセイを連載しはじめました。

この連載は今も続いています。本作で2019年に「本屋大賞ノンフィクション部門」「ブグログ大賞エッセイ・ノンフィクション部門」「毎日出版文化賞特別賞」「八重洲本大賞」を受賞しました。

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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

Amazon Kindleのぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーのレビュー①読んだきっかけ

この本を読もうと思ったきっかけは、新聞の書評で見かけて面白そうだな、と思ったからです。

日本でも多くの外国人が暮らすようになり、また日本人が外国で生活することも増えました。身近な人の中にも外国にルーツを持つ方、異文化を持つ方と結婚した方などがいます。

また、一緒に仕事をする機会も増えました。このような状況の中で、多文化共生について考えさせられるこの本を読んでみたいと思いました。

また、朝日新聞で作者のブレイディ・みかこさんが月に一回エッセイを連載していて、その内容が面白いなと思っていたことも一つのきっかけとなりました。

本屋さんで見かけたのは今年の1月頃でしたが、ベストセラーになっていて、本屋さんの目立つところに置いてあり、また黄色い表紙やちょっとすねた感じの少年のイラストが目を引いていました。

立ち読みしてみると、面白くてやめられないと感じて、購入することを決めました。

普段このようなノンフィクションの本をあまり読むことはないので、他の本と迷ったりはしませんでした。けれども、この作者の前作である「子どもたちの階級闘争」よりも読みやすいと思います。

題名も象徴的でキャッチ―だと感じました。「ぼくはイエローでホワイトで・・・」というのは朝日新聞でのエッセイでも紹介されていた、作者の息子さんの言葉ですが、多文化の中で暮らす、ということの意味をよく表していると感じました。

Amazon Kindleでおすすめするぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーのレビュー②お気に入りポイント・満足な点

本作のテーマである多文化共生ということについて、頭でっかちではなく実際に暮らした人の目線で書かれているため、説得力のある内容だと感じました。

多文化共生には様々な課題がありますが、それを子供たちが葛藤しながらも少しずつ乗り越えていこうとする姿に、励まされる思いがしました。

また、様々な背景を持った子供たちが混在している学校では、経済的な困難を抱えた子供たちや、文化的な背景が困難につながっている子供たちなどもいて、一筋縄ではいかないようなトラブルが起こります。

でも、それを子供たち自身が、なんとかして解決していこうとする姿や、先生たちや親である作者本人が、粘りづよくかかわっていこうとする様子が感動的でした。

日本では考えられないようなユニーク授業や、子供の個性を尊重しようとする学校の在り方、といった点も珍しく、とても面白かったです。

きれいごとではすまないようなトラブルの中で、どうやって折り合いをつけていくのか、ということについて、これから多文化共生が進んでいくであろう日本の人々が参考にできる部分が多いのではないか、とも感じました。

そのような「学ぶ」部分にも加えて、自分を「母ちゃん」と呼ぶブレイディ・みかこさんの軽やかな文体が楽しく、すらすらと読むことができました。

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Amazon Kindleのぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーのレビュー③不満だった点

一つ一つのエピソードは非常に面白く、読みやすいと感じたのですが、実は様々な重い課題を抱えた内容であると思います。

そのため、人によっては、読むのが辛いと感じてしまうこともあるかもしれません。

こんな重いことをこんなにさらっと書いてしまっていいのか、と感じました。また、逆に読みやすさにつられて、どんどん読んでしまうと、そのあと深く考えることもなく読み飛ばしてしまって、後には「面白かった」というだけの感想しか残らないという場合もあるのではないでしょうか。

本当は一つ一つのエッセイの内容について、深く考えたり、状況を詳しく知ったりする必要があるのではないかと思ったのですが、「ああ面白かった」で終わってしまっては、多文化共生について訴えたかった作者の意図が生きないままで終わるような気もします。

日本の学校制度との違いや、日本人の多文化に対する意識の未熟さ、といった点について、ゆっくり考えられる仕掛けが欲しかったとも思います。

そうすることで、今後多文化共生が必要とされる日本で生きていく人たちに、もっと訴えかけられる建設的なものとなったと思います。

読みやすい本なので若い世代にも読んでもらいたいと思いますが、「イギリスはいいよね」「日本とは違うよね」といった感想で終わってしまってはもったいないので、解説をちょっとつけてみる、といったことも一つの方法かと思いました。

まとめ

購入したきっかけ・理由や実際に使用した感想についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

ぜひこちらの感想も踏まえて読んで見ることを検討して見て下さい!

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