こちらの記事では、おすすめの書籍「砂の女」を紹介しています!

砂の女」面白そうですよね。ただ読む前に他の人が読んだ感想を確認しておいた方が良いでしょう。

この記事では、「砂の女」を実際に読んだレビューを載せています。ぜひご覧ください!

Amazon kindleおすすめの書籍:砂の女

安部公房の「砂の女」「他人の顔」などの代表作品。(「砂の女」のネタバレ)鳥取砂丘を探訪にきた都会の男性が、砂の穴にうずまってしまう。

そこから脱出しようとすると、砂が崩れ出し、なかなか脱出できない。そこには「意外な住人」がいて、それが「砂の女」であった。

この男性主人公はこの女性と生活を共にするうちに、仲が良くなってしまい、まさに「夫婦同様」砂の穴でセックス生活するようになり、自らも「砂の中」の住人になってしまうという、ちょっとセクシーで砂の虜になった男の生涯です。

また「他人の顔」では、不幸にしてやけどで顔を失ってしまった主人公が、医師の協力で、まったく違う「他人の顔」を設定して自らはまったく違う顔になりすまし、自分の”妻”に言い寄る、ちょっと変わった夫婦もの恋愛ストーリーです。

主人公は、自らの「他人の顔」でもって”妻”とセックスを求めるが、妻はこれを受け入れてしまう。この主人公は、自分の妻に「浮気性」があるのでは、と猜疑心のかたまりになってしまうが、妻からは、意外な「夫への返事」が待っていたのであった。

安倍公房氏は、著名な小説家で、海外での評価は高かった。ノーベル文学賞の候補にもなった方で、惜しくもその存命中に受賞はならなかった。

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砂の女

Amazon kindleおすすめ砂の女のレビュー①読んだきっかけ

教科書は、だいたいが有名な小説家のタイトル作品で固めていますが、たとえば島崎 藤村の「破戒」とかは、よく評論読んだら、「ドストエフキー」の日本語翻訳にしか過ぎないと評論家は書いていました。

そこで「日本的」な感性で描かれていた小説家の作品を読んでみたい、と思っていました。その当時、石原慎太郎とか、三島由紀夫とか読みましたが、意外に「安倍公房」が素晴らしいと評論家は言っていました。

中でも「安倍公房」作品は、そのテーマ性が「都会人は、実はこうなんだ」と若かりしときの自分にも参考になったからです。購入したのは三省堂、購入するとき、三島も石原作品も買いました。

でも最後まで「面白い」と思ったのは安倍公房だけでした。三島や石原慎太郎作品は、テーマが「人間の行動と死」について語られているものが多いですが、現代人のおちいりやすい「穴は何だ」と、ややミステリアスな設定にしてあるのが面白いと思いました。

あともう一人、「藤本 義一」の作品も面白く、とある映画監督の助手を務めたときの思い出作品ですが、藤本氏はアメリカの「ハーマンメルビル」の白鯨を参考にした作品だったわけです。こちらも面白いけれど、ノーベル文学賞を取り逃がしたという点で、安部公房氏にしました。

Amazon kindleおすすめする砂の女のレビュー②お気に入りポイント・満足な点

安部公房作品の面白さは、高校生でも読めるとっても新しい文学世界を描いている、というところが面白いと思いました。

最初は高校のとき、とある参考書のわずかな記載でしかなかった「砂の女」でとっかかりを得て、これは面白そうだ、外国文学にはない、生の「東京」という都市を教えてくれたところです。

結婚とは何か、都会人とは何か、都会人は、どのような「田舎の砂穴」女とであっても、恋愛におちいることができるのか、その環境になれることができるのか、等々いろんな現代人についての「サジェスチョン」を教えてくれたところです。

自分も都会人であるが、よくよく自己観察してみると、この安部公房作品の主人公と、同じことをしている。まったく知らない他人の女性と結婚し、なぜか嫁のいいなりになってしまっている。

この現代人の「病理」ともいえる現象を昭和の30年代から、こうなる、と予言していたところです。安部公房作品には「燃え尽きた地図」も有名で、この3作品は大変素晴らしいものだと思っています。

満足しているのは、「現代でも通用する作品」であることです。ちょっと新潮社から購入した値段が完成本では@2,000円くらいで、ちょっと高い?と思ったくらいです。

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Amazon kindle砂の女レビュー③不満だった点

安部公房は、意外にしられていない作家です。これまでの小説家がヨーロッパやロシア文学の受け売りであり、これでは”受け売りだ”と主張しているところがありありです。

この「批判性」が強いところがストレートに出てしまい、一般からの支持は少なかった。だからもうちょっとこの「批判性」を抑えて欲しかった、というところが「気に入らない」ところです。

ただ後で読み終わったあとの「満足度」はジーンとくるものがあり、高校生レベルでも読めるような作品であってほしかった。

三島や石原が、高校生レベルでも読める作品であったから、この「スポーツ根性」に似たストーリーはマンガの「巨人の星」とか「あしたのジョー」にパクられてしまった。

それは親近感をこの2人は打ちだしていたからだと思います。このように、読者レベルをもうちょっと低年齢化できなかったか?ここが不満というところです。

もう故人ですから、伝えることはできないけれど、もうちょっと読者レベルを若くしてくれたら、もっと読者底辺は大きくなったことだと思います。

俗に「栄光なき天才」というのがありましたが、まさに「安部公房」はそれで、彼は理解されないままに昇天してしまった。もうちょっと生きていてくれたならば、こういう改善要望も聞いてくれる作家だった、と思います。

まとめ

購入したきっかけ・理由や実際に使用した感想についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

ぜひこちらの感想も踏まえて読んで見ることを検討して見て下さい!

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