Amazon Kindleおすすめの本「交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます」のレビュー・評判!

こちらの記事では、Amazon Kindleおすすめの書籍「交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます」を紹介しています!

交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます」面白そうですよね。ただ読む前に他の人が読んだ感想を確認しておいた方が良いでしょう。

この記事では、「交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます」を実際に読んだレビューを載せています。ぜひご覧ください!

Amazon Kindleおすすめの書籍:交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます

交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます 」  著者 柏耕一 

編集プロダクションの会社を経営している著者が、会社の経営が傾いてきて借金も増えたために仕方なく始めた仕事、交通誘導員についての悲哀に満ちた日々のあれこれについて綴った本です。

世間の人が知ってるようで知らない、交通誘導員が具体的にどんな仕事をしているのかについてはもちろん、現場で起こる様々なアクシデントや個性的な同僚たちが哀愁を込めて描かれています。

著者紹介:1946年生まれ。出版社勤務後に独立して編集プロダクションを設立。一時はベストセラーになった、「ユダヤ人大富豪の教え」などのヒットを飛ばしたこともあるそうです。

経営が順調だった時代の年収は何と1500万円だったそうです。

しかし、出版業界の不況や著者の趣味であるギャンブルや骨董品収集などにより経営が傾き、借金もかさんでしまう状態になったため、やむなく交通誘導員の仕事を始めることになりました。

他の著作としては、「文豪たちが教えてくれる最強の表現力・生きる作法 武器としての言葉の力 」(三笠書房)や 「なぜそこに感動が生まれたのか デザイナーズ・ウェディング ノバレーゼの創造と挑戦」(総合法令出版)があります。

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交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます

Amazon Kindle交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちますのレビュー①読んだきっかけ

我が家で取っている新聞の朝刊の広告欄に載っていて、興味を持ちました。

表紙に描かれている、生気のあまりない疲れた風情のおじさんのインパクトの強さにまず目を引かれました。

世の中にはいろいろな職業がありますが、交通誘導員は日常的に街で見かけはします。何しろ大体の工事現場には、交通誘導員がセットでいるようなものだからです。

しかし、彼らが具体的にどんな仕事をしているのかについては、考えてみれば全くと言っていいほど知りません。

交通誘導員の仕事をしている知り合いもいませんし、映画やドラマの題材になっている作品も見たことがありません。

街中で姿はよく見かけるけど、中身は知らない彼らについて知りたくて、2019年の10月頃にアマゾンで本を購入しました。

購入する際に交通誘導員について書かれた本はおそらく無いとは思いましたが、他にも似たような本があるのかとネットで検索しました。

すると手塚正巳さんという方が書かれた「警備員日記」という本を見つけました。どちらを買うか少し迷いました。

こちらの作品も著者の実際の経験をベースに書かれているようですが、小説なのでリアルな体験談とは異なりますし、警備員と交通誘導員は少し違うと思い購入しませんでした。

Amazonで評判!おすすめする 交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちますのレビュー②お気に入りポイント・満足な点

この本は最初のページから最後のページまで一貫して、「交通誘導員は底辺の人がやる仕事。やりがいはない」というスタンスで書かれていて、その悲哀っぷりがおもしろいです。

協調性が無く性格に難のある人もいれば、かなりの高齢ながら働いている人がいたりと中々に個性豊かな方々がいて、哀愁を感じます。

交通誘導員としてのルールや必要な資格、誘導の仕方なども載っているので、そのあたりについては勉強になりました。

現場によっては同僚の誘導員と連携して高度な誘導をしなければならないケースもあるようです。私たちは、ただ棒を持って立っているだけの人と捉えがちですが、内実かなり大変なようです。

見ているのと実際のところはだいぶ違うのだなと思い知らされました。読んでいると時々、著者の奥様が登場するのですが、そのたびに奥様が著者や誘導員の仕事をバッサリ全否定する言葉を吐いているのは、痛快で笑えました。

もちろん、そうした言葉を吐かれるのは、元々著者がギャンブルだの骨董品の収集だのと散々散財してきたのだから、仕方ないのですが。

著者自身も本の中で書いていますが、著者のような何かをやらかしてしまったような人が交通誘導員になるケースが多いんだそうです。

厳しい世界のわりに給料も低く、世間の目も冷たい。本を読んで私は心から交通誘導員の仕事はしたくないなと思ってしまいました。

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交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちます

Amazon Kindle交通誘導員ヨレヨレ日記――当年73歳、本日も炎天下、朝っぱらから現場に立ちますのレビュー③不満だった点

著者本人の体験がベースになっているので、仕方ないと言えば仕方ないのですが、最初から最後まで淡々と悲哀を感じる体験が書かれているので、読み進めるうちに段々と辛くなってきます。

もう少し明るい話をところどころに入れてくれたら読みやすいのになと感じました。著者は交通誘導員の仕事は、底辺の仕事だという一貫したスタンスで本書を書いています。

しかし、同じ仕事をしている他の人はどう捉えているのしょうか。その点が気になりました。著者は小さな警備会社に所属しているようですが、大手の大きな会社に勤めている人はどう感じているのか。そして待遇の差などもあるのか。

また、街を歩いていると時々、若い人や女性が誘導員の制服を着て働いている姿を見ることがあります。

著者とは年齢や性別が違う彼らが誘導員の仕事についてどんな風に考えているのかや、なぜ誘導員の仕事を選んだのかなども取材して書いてあればなお良かったと思います。

もし次回作を出すならば、そのあたりについて取材して書いて欲しいです。著者の奥さんや娘の話も、もっと読みたかったです。

ギャンブルなどで借金をこさえる著者となぜ離婚しないのか。娘として父の今現在の仕事をどう思っているのかなど、生々しい気持ちも書いて欲しかったです。

まとめ

購入したきっかけ・理由や実際に使用した感想についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

ぜひこちらの感想も踏まえて読んで見ることを検討して見て下さい!

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