こちらの記事では、日本酒の中でも吟醸酒のおすすめをご紹介しています!Amazonで高評価がついている銘柄の中から、私が実際に飲んでおすすめできる商品です。
「吟醸酒」と聞いて「高級酒」というイメージを持つ方も多いと思いますが、「普通酒」と「吟醸酒」の違いは、意外に知られていません。
ここでは「日本酒(吟醸酒)」の製法や特徴を解説すると共に、Amazonでレビュー高評価を獲得しているおすすめ商品(★4以上)の吟醸酒を紹介します
日本酒(吟醸酒)の概要:知られざる事実
日本酒は基本的に「普通酒」と「特定名称酒」の2種類に分類されています。「特定名称酒」は「醸造用アルコールの使用の有無」と「精米(米を削る)」で決められます。この基準に該当しない日本酒が「普通酒」と呼ばれます。
「吟醸酒」は「特定名称酒」の一種で、生産に醸造用アルコールを使用する「吟醸酒」と、使用しない「純米吟醸酒」に分けることができます。
吟醸酒の原料として使用する米は、「精米」という工程で磨かれ(削られ)ます。このときの削られ具合を示す言葉が「精米歩合」で、吟醸酒は精米歩合が60%以下(40%以上が削られた)の米を原材料とします。
さらに、「吟醸酒」は「吟醸造り」という製法で造られることも条件となります。
「吟醸造り」とは、「吟味して醸造する」ということを意味しますが、より具体的には「白米を精米して、時間をかけて低音で発酵させ、粕の割合を高くすることで特有の芳香(吟香)を持つように醸造を行うこと」となります
10度前後の低温状態に置き、約1ヶ月ほど発酵を行うことで、もろみに香り成分が閉じ込められ、「吟醸酒」特有のフルーティな香り(吟醸香)のある吟醸酒となります。
ちなみに、「大吟醸酒」と「吟醸酒」の違いは精米歩合になります。吟醸酒は精米歩合が60%以下であることを条件としますが、「大吟醸酒」は更に米を磨いて、精米歩合を50%以下に落とした米で造られます。
吟醸酒同様、醸造用アルコールを使用するものを「大吟醸酒」、醸造用アルコールを使用せず米と米麹だけで造ったものを「純米大吟醸酒」と呼びます。
吟醸酒の特徴は、他の日本酒(純米酒や本醸造酒、もしくは普通酒)と比較して「香味」が重視される点となっています。
更に、吟醸酒は味わいを重視する「ハナ吟醸」と、味わいに重点を置く「味吟醸」に分けることができます。
「ハナ吟醸」は吟醸酒の特徴である香味に特に重点を置く吟醸酒で、りんごのような華やかでフルーティな香りを特徴としています。
味わいは淡麗です。少し冷やして10度程度の冷酒でいただくと、存分にその香味を楽しむことができます。食前酒向きです。
「味吟醸」は、「ハナ吟醸」よりも味わいに重点を置いています。香りはハナ吟醸と比較すると落ち着いていますが、口に含むとバナナに例えられる奥の深い香りを感じることができ、味わい深いお酒です。
料理に良く合うので食中酒として好まれます。また、吟醸酒は一般的に燗酒に向いていないとされますが、味吟醸はぬる燗で楽しむこともできます
日本酒(吟醸酒)の商品の選び方
日本酒(吟醸酒)のAmazonレビュー高評価おすすめ商品を選ぶ場合、上述の「ハナ吟醸」と「味吟醸」の違いを気にしてみると良いでしょう。
食前酒として楽しみたいのであれば「ハナ吟醸」、食事と一緒に楽しむには「味吟醸」が適しています。
また、醸造用アルコールを使用する吟醸酒は基本的に燗酒には適しませんが、醸造用アルコールを使用しない純米吟醸酒の場合、燗をつけても醸造用アルコールが揮発しないので、燗酒にも適しています。熱燗も可能です
Amazonのレビューで高評価(★4以上)の日本酒(吟醸酒)の超おすすめ商品5選!
Amazonのレビュー高評価(★4以上)の日本酒(吟醸酒)を5つ、厳選して紹介します。レビュー高評価のおすすめ商品を探す参考にしてみてください。
Amazonのレビュー高評価の日本酒(吟醸酒)のおすすめ商品その1:出羽桜 桜花 吟醸酒 1800ml 1本
明治25年11月(1892年)に創業した蔵元、出羽桜酒造、そのブランド「出羽桜」の吟醸酒が「出羽桜 桜花吟醸酒」です。
「出羽桜 桜花吟醸酒」は1980年に発売、吟醸酒ブームの先駆けとして、多くの日本酒ファンから好評を得ています。
フルーティーな吟醸香と、やや辛口目で淡麗な、爽快な味わいが高く評価されており、英国最古のワイン商であり王室御用達でもあるBB&R社が初めてあつかう日本酒として、この「出羽桜 桜花吟醸酒」を採用しています。
また、マックスファクターの化粧品「SK-Ⅱ」の香りサンプルにも採用されるなど、お酒の枠を超えた評価を獲得しています。常温やぬる燗でも楽しめますが、常温から冷で飲むと、その味の本領を楽しめます。
Amazonのレビュー高評価の日本酒(吟醸酒)のおすすめ商品その2:真澄(ますみ) 純米吟醸 辛口生一本1.8L
1662年(寛文2年)創業の老舗、真澄醸造の「純米吟醸 辛口生一本」は改良を繰り返しほどこすことで、透明感のある味に完成された辛口の吟醸酒です。
引き締まった黒ラベル通りの辛口ながら、純米吟醸酒ならではの柔らかさを兼ね備えた、真澄の純米酒のフラグシップとも言えるお酒です。
全米日本酒歓評会や全国燗酒コンテスト、フランスの日本酒コンクールである「KURA MASTER」で金賞を受賞しています。野菜や山菜の料理、苦味のある魚などに良く合います。おすすめの飲み方は常温か冷酒です。
Amazonのレビュー高評価の日本酒(吟醸酒)のおすすめ商品その3:【吟醸酒】刈穂 六舟 吟醸 1800ml【秋田県】[刈穂酒造]
1913年(大正2年)に創業した「刈穂酒造」の純米吟醸酒です。仕込みを小規模に行うことで丁寧に醸造し、上槽した後に瓶詰めと瓶火入れして、フレッシュな香りと繊細な味わいを持つお酒に仕上がっています。
原材料には秋田酒こまちを使用、やや辛口のキレのよい喉越しです。推奨飲用温度は常温もしくは冷酒、ぬる燗でもいけます。魚料理によく合い、特にお刺身や白身魚の天ぷらに合っています。
Amazonのレビュー高評価の日本酒(吟醸酒)のおすすめ商品その4:彗 -シャア- DONATI 初汲み 純米吟醸 720ml
1864年(元治元年)創業の老舗蔵元、遠藤酒造場が2017年に発売した「彗 -シャア- DONATI 初汲み 純米吟醸」は、TVアニメ「機動戦士ガンダム」に登場するキャラクター「シャア・アズナブル」とその異名「赤い彗星」にちなんで名付けられており、発売当初ネットで大きな反響を呼びました。
「シャア 彗」には純米・純米吟醸・純米大吟醸の3種類があり、フルーティな香りを特徴とします。
2017年に新設した麹室の麹を使ったお酒の第一弾で、ワイングラスで日本酒を飲む海外での需要を見据えて作られており、「ワイングラスで美味しい日本酒アワード」金賞を獲得しています。
Amazonのレビュー高評価の日本酒(吟醸酒)のおすすめ商品その5:雪の松島 秀泉純米吟醸 [ 日本酒 宮城県 1800ml ]
「雪の松島」はもともと、仙台市にあった「宮城酒類」という蔵元の看板銘柄でしたが、その蔵元が平成19年(2007年)に閉鎖され、それを引き継いだのが、平成8年(1996年)誕生した新しい蔵元、大和蔵酒造でした。
「雪の松島 秀泉純米吟醸」は、香り・味・喉越しのバランスの良さを特徴とする純米大吟醸で、全国新酒鑑評会において3年連続で金賞を受賞しています。
Amazonで日本酒(吟醸酒)を購入する際の注意点
Amazonのレビュー高評価の日本酒(吟醸酒)のおすすめ商品を購入する際は年齢制限があることに注意してください。
法律により、20歳未満の購入・飲酒は禁止されています。購入には年齢確認が必要となります
まとめ
日本酒(吟醸酒)は、香りに重点をおいた日本酒です。日本酒の香りが苦手だったという人でも、認識が変わるかもしれません。お気に入りの吟醸酒を是非見つけてください。