こちらの記事では、Amazonで買えるおすすめの書籍「その損の9割は避けられる: “後悔しない選択”ができる行動経済学」を紹介しています!
「 その損の9割は避けられる 」面白そうですよね。ただ読む前に他の人が読んだ感想を確認しておいた方が良いでしょう。
この記事では、「 その損の9割は避けられる 」を実際に読んだレビューを載せています。ぜひご覧ください!
おすすめの書籍: その損の9割は避けられる
人は「損をしたくない」という心理で意思決定や行動を起こしています。ですが、意に反して損をしたくないと思っているのに、結果的に損をする選択をしてしまいがちです。
物事の決定を感情的に選択してしまうので、冷静な判断は出来ず、不合理な選択を平気で行っているのです。
この本では、具体的な場面を挙げて色々と説明してくれています。日常の中でのありがちな場面や、ビジネスの中での気を付けた方がいい事例、なぜ損をする方を選んでしまうのか、心理学からの視点も紹介してあり、なるほどと納得してしまいます。
ですが、どんなに科学技術が発達し人間の研究が進んだとしても、人間の特性や行動しがちなパターンを変えるなどというのは、なかなか簡単には行きません。
不合理な行動をしてしまう実例とその心理を紹介し、そうならない為の対策を教えてくれています。
大江英樹 1952年大阪府生まれ。甲南大学経済学部卒業後、野村証券入社。2012年会社を設立する。
日本証券アナリスト協会検定会員、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、行動経済学会会員。
著書に「定年楽園」「投資賢者の心理学」「50歳から始める「定活」」「教科書にないお金の増やし方・守り方」など。
おすすめの その損の9割は避けられる のレビュー①読んだきっかけ
私は図書館の中を歩き回るのが好きで、決まった分野の本をよく読むということではなく、本のタイトルにひかれてその本の目次をめくり、面白そうと思ったら本文を読む、というスタイルが好きなのです。
海外旅行の本や歴史の本、言語にまつわるエッセイや環境問題の本など、興味は多方面にわたっています。
最近では経済の棚の前にも行くようになりました。経済のコーナーの本を眺めていると、有名な評論家の本もたくさん並んでいるのですが、目次を見ると難しそうな内容だったり、解説している例が身近な事ではなかったりして、いまいち内容が頭に入って来ないのです。
そんな中で目に留まったのが本書「その損の9割は避けられる」です。目次を見た時に、例として出されていたケースが日常のあるある話が多く、読みやすそうという印象を受けました。
また、文頭の「はじめに」を読むと、「人間は自分の利益を最大化するよう合理的に行動するはずが、知らず知らずのうちに不合理な行動をしている」と書いてあったので、自分の行動も思い返してみて、「そうなのかな?」という疑問と共にこの本を読んで照らし合わせてみようと思ったのでした。
そして読んだ結果、この本は手元に置いてじっくり読み直した方がいいと思い、今年の8月にAmazonで購入しました。
おすすめする その損の9割は避けられる のレビュー②お気に入りポイント・満足な点
この本は、身近な話題を、具体的な例を挙げて、分かりやすく説明してくれている所が気に入っています。
例えば、ショッピングモールで買い物をした時、購入金額の合計が2000円以上は1時間駐車無料だとします。
その時の購入金額が1500円だとしたら、あと500円はなるべく日常使う消耗品を買って、合計2000円以上になるようにしていました。
1500円でショッピングモールから出ると300円の駐車料金が請求されます。1800円で済むところを2000円使ってしまったことになるのです。
また、無料券をもらったのでお店に行き、目的以外の物を購入してしまうなんてこともよくやりがちです。
お店の販売促進計画にはまってしまっています。自分では、よく考えて、損をしていないだろうと思って判断したことが、まさか損をしていたなんて、指摘してもらわないと思いもよりません。
このように、身近な出来事を例に出して、消費者が損をしていることを分かりやすく説明してくれているので、うなずきながらどんどん読めてしまうのです。
他に、生命保険の損得について、レストランの原価と値段設定について、ローンの借り方、株式などの金融商品について、損得についての人間の心理もくわしく展開しながら、読者の感情を揺さぶっています。
目からウロコが落ちるようだ、という言葉がそのまま当てはまっています。また、各章の最後に、内容を一言で要約した文が付いているので、その文がさらに心に沁み込みます。
その損の9割は避けられるのレビュー③不満だった点
この本の内容は大体のところ気に入っているので、特に不満はないのですが、強いて言えば、内容を詰め込み過ぎているというところでしょうか。
どの章も内容が濃くて、私の場合一度読み通しただけでは、大事なポイントが頭に定着しないのです。
ということは、損している事柄がそれだけたくさんあるということなのかも知れません。
損をすることは、誰しもが嫌いな事だと思います。ですが、損得を考え過ぎても生活が楽しくなくなってくるのではないかなとも思うのです。
本の中に、色々と専門用語が出て来ます。
文中で詳しく説明して下さっていますが、文末に、その専門用語を解説した要点をまとめた一覧のような物があれば、本文を読み終えた後に一覧を見て、「こんな心理状態を説明していたな」と思い返すことが出来ると思います。
プロスペクト理論とか、ハロー効果とか、確証バイアスとか。その用語のところに、詳細が書いてあるページが表示してあると、またそこに戻って読み直すことが出来、一冊が3倍も5倍もよく理解出来るのではないかと思います。
著者は資産運用のコンサルティングをされていたり、行動経済学を研究されていますが、ご本人の資産運用はどうなのでしょう。
生命保険に加入するより、貯蓄をした方がいいと仰っていますが、ご本人もそうされているのでしょうか。気になるところです。
まとめ
購入したきっかけ・理由や実際に使用した感想についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
ぜひこちらの感想も踏まえて読んで見ることを検討して見て下さい!